骨粗しょう症対策はいつから始める?
年齢とともに気になってくる… 骨粗しょう症って、どうなるの?
骨は毎日「破壊」と「形成」を繰り返して、健康な骨を維持しています。骨粗しょう症は、この骨代謝バランスが崩れ、骨がもろくなって骨折のリスクが高くなってしまう病気です。
骨折の場所によっては、動けない、歩けないなどの機能低下がおき、要介護状態や寝たきりにつながる原因になります。生活の質に大きな影響を及ぼすので、予防がとても重要です。
骨粗しょう症の原因は?
加齢に伴う消化吸収機能の低下や食欲不振、閉経後の女性ホルモンの減少、栄養の不足や過剰摂取、運動不足などの生活習慣が影響しています。また、遺伝的要因や他の疾患、薬剤などの関連もあります。
食事に気をつけるのは、年を取ってから?
骨粗しょう症と診断される方は70歳半ば以降から急増してきます。高齢期の病気という印象があるかもしれませんが、実はもっと早い段階から骨量の減少は始まっているのです。
女性の場合、女性ホルモン(エストロゲン)の減少が大きな鍵になります。エストロゲンには骨の破壊を制御する働きがあるため、減ってくると破壊が進んでしまいます。つまり、更年期が始まる40歳半ばから骨量は減ってくるのです。そして骨量の減少は意外な場所から始まってきます。それは「顔」から。なぜなら、骨は運動負荷がかかることで強く丈夫になりますが、顔面には負荷がかけにくいためです。
健康で若々しく過ごすためにも、
骨粗しょう症の対策は40代からスタートしましょう‼