「一富士二鷹三茄子」……なぜ3番目に茄子?
<Q>
初夢に見ると縁起がよいといわれる「一富士二鷹三茄子」のことわざで、なぜ茄子が入っているのか不思議です。どうしてですか。
<A>
「一富士二鷹三茄子」この3つの組み合わせは、江戸時代の初期にはすでにあったようです。3番目に野菜の茄子という、統一感のない組み合わせを不思議に感じる人も多いのではないでしょうか。
縁起がよいとされる由来は、次のように諸説あるといわれています。徳川家康が晩年暮らしていた駿河の国とゆかりが深いようです。
ちなみに、「一富士二鷹三茄子」には続きがあります。
「四扇、五煙草、六座頭(しおうぎ、ごたばこ、ろくざとう)」です。茄子は、座頭と同じように毛が生えていないので、「怪我ない」と家内安全を願うともいわれています。
今年も残りわずかとなりました。来年がよりよい年になるように、「一富士二鷹三茄子」の初夢で幸先のよいスタートができるといいですね。