夏のおやつ「サイダーかん」
<Q>
私の給食の思い出「サイダーかん」を夏休みに子どもに作ってあげたいのですが、おいしく作るコツを教えてください。
<A>
炭酸のシュワシュワ感の残るサイダーかんは、暑い時期にぴったりなデザートですね。
サイダーかんは1960年代後半に富士市の学校給食から始まり、今ではSNSで紹介され、各地で話題になっています。
まずは、簡単なサイダーかんの作り方(約4人分)をご紹介します。
鍋に水200ccと粉寒天4gを入れ火にかけます。砂糖大さじ4を加え、よく混ぜながら中火から弱火で1~2分ほど沸騰させます。鍋を火からおろし、粗熱が取れたらサイダー350ccを注いでかき混ぜます。全体がもったりしてきたら、流し型や容器に入れ、冷蔵庫で冷やします。
サイダーの風味を残すには次のことに気を付けます。
・サイダーは冷蔵庫で冷やしておきます。
・炭酸飲料は開栓後、時間が経つにつれ炭酸が抜けるので、調理直前に開栓します。
・寒天液が熱いうちにサイダーを混ぜてしまうと気泡がなくなってしまいます。寒天液が50~55℃くらい(指で触れる程度の熱さ)の時に加えると気泡が残りやすくなります。40℃以下になると寒天液が固まり始めますので、火を止めてから5分以上放置しないようにしましょう。
・炭酸のシュワシュワ感が残っている1日以内が食べ頃です。
色づけに、かき氷のシロップを入れたり、さまざまな味の炭酸飲料を使用しても作れます。仕上げに季節の果物やフルーツ缶、ミントの葉を盛りつけてもよいですね。
お母さんの給食の思い出がお子さんの夏休みの楽しい体験につながることでしょう。