体を温め、冷え対策!冬を元気に乗りきろう
<Q>
寒くなると手足の冷えや腰痛が出て、夜眠れないことがあります。女性は冷えやすいから仕方がないのでしょうか。 改善する方法があれば教えてください。
<A>
手足が冷たい、腰が冷えるなど、悩める季節になりました。冷えの悩みは女性に多いですが、男性にも増えてきています。ストレスや不規則な生活は自律神経の乱れにつながり、冷えの原因となります。血流の調節が悪くなり手足の末端血管の血液量が減り、冷えを感じるのです。
また、女性が冷えを感じやすいのは、男性と比べて熱を生産する筋肉量が少なく、ホルモンバランスの乱れや月経で貧血になりやすく、低血圧が多いことも関係します。ダイエットによる欠食や栄養の偏り、運動不足、シャワー入浴、薄着や体を締め付ける服装なども、冷えにつながります。これらを改善する生活習慣や体を温めるポイントを紹介します。
1.温朝食から始めよう
朝食は一日の活力源になるので、しっかり食べるようにしましょう。特に温かい朝食「温朝食」は、心身ともに目覚めるのに役立ちます。卵かけごはんや納豆ごはんとみそ汁、パンとスープだけでも立派な温朝食になります。季節を問わず、体を温める食材や温かい料理、飲み物を選ぶことも大切です。白湯や温かいお茶、ホットミルクを1杯飲むだけでも、体が温まります。
2.合間、合間で血行促進
人は動かないと筋肉量が減少し、それに伴い体温も下がります。適度な運動は、筋肉量を維持、増加し、熱を作り出します。また、体脂肪を減らし、血行を促進します。ウォーキングやストレッチ、軽い筋力トレーニングも効果的です。
3.湯船でポカポカに
シャワーだけではなく、湯船につかるようにします。寒い時期の急激な温度変化は体に負担がかかるため41度以下のお湯に、ゆっくりつかりましょう。血液循環がよくなり、リラックス効果が得られます。お好みの入浴剤を入れてもいいですね。また、入浴中のマッサージ、寝る前の足湯もおすすめです。体温が0.5℃程度上がると、寝付きがよくなり快眠にもつながります。
4.暖かアイテムを取り入れて
体の熱を逃がさないように、首や手足の局所を温めます。マフラーや手袋、腹巻、レッグウォーマー、厚手の靴下を利用します。ただし、締め付けると血行が悪くなるので、服にも靴にもある程度のゆとりを持たせるとよいでしょう。
食事とライフスタイルを工夫することで、血行を促し、体を内側から温めましょう。ぜひお試しください。