Vol.151 食と健康

クリスマス、ローストチキンに挑戦!

<Q>
 クリスマスにローストチキンを作ろうと思います。オーブンで丸鶏を焼くのは初めてなので、注意するポイントなどがあれば教えてください。

<A>
 丸鶏のローストチキンは、見た目も華やかな料理で、クリスマスなどのパーティーにぴったりですね。ただ、オーブンで焼く場合、中まで火が通らないうちに外側が焦げたり、逆に焼き過ぎてパサパサになってしまうこともある料理です。ふっくらとジューシーに焼くには、次のようなポイントがあります。

事前準備として

①鶏肉は室温に戻す。
 冷たいまま焼いてしまうと、生焼けの原因になるので、1時間ほど室温に戻します。
②オーブンは予熱しておく。
 オーブンは必ず予熱を完了させてから焼いてください。予熱機能のないオーブンは温度を設定し、10分程度の加熱を行った後、焼き始めましょう。

オーブンで焼く時には

①鶏肉のまわりに野菜を一緒に入れて焼く。
 野菜から出た水蒸気が庫内の温度を上げ過ぎず、鶏肉の乾燥を防ぎます。入れる野菜は、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、芽キャベツ、パプリカ、マッシュルームなどがお勧めです。ローストチキンと同時に付け合わせができるのもうれしいですね。
②天板に出てきた脂を鶏肉の表面にかける。
 表面が乾いてきたら、脂をかけます。脂が少なければ、サラダ油、オリーブ油、バターなどをかけましょう。おいしそうな焼き色に仕上がります。
③天板の前後を入れ替える。
 焼き時間が長いので、肉の向きを変えないと焦げたり、焼きむらができたりします。鶏肉の表面が焦げそうな場合は、上からアルミホイルをふわりとかけてください。
④火の通り具合を見るために、肉の厚い部分に竹串を刺してみる。
 加熱時間は鶏肉の大きさによって変わります。竹串を刺して、しみ出た肉汁が赤く濁っている時は中まで火が通っていません。焼きが足りない時は5分ごとに様子を見ます。澄んだ肉汁が出てきたら焼き上がりの目安です。

 食べる方の笑顔を思い浮かべながらオーブン料理にチャレンジしてみてくださいね。メリークリスマス!